いざスーツケースを買おうと思った時にどれを買えばいいのか迷ってしまいますよね。

「絶対アルミのリモワ!」とか「憧れのグローブトロッターを買う日が来た!」と決まっていれば悩むことはありませんが、実際にそこまで決めている人は少ないと思います。

究極のスーツケースの選び方は、「好きなメーカー」の「好きな色」を買えばいいのです。とはいうもののお値段も気になるし、大きさもどのサイズがいいのかわからなかったりします。

今回はスーツケース選びのポイントをご紹介します。

1.これだけは押さえておきたいスーツケースの選び方3つのポイント

1)軽いスーツケースにして損はなし。

当たり前の話ですが、スーツケースには荷物がたくさん入ります。
荷物をたくさん入れるとスーツケースは重くなります。重くなると持ち運びに不便です。

なので元々の重さが軽いものを選んだ方がいいわけです。持ち運びだけではなく、飛行機に乗る際、荷物として預ける時に意味を持ってきます。スーツケースの自重が重ければ重いほど中に入れられる荷物は減ることになります。

JAL国際線のエコノミーの場合、預け荷物の上限は23kgと決まっています。23kgを超えると10,000円の超過料金を取られます。
さらに32kgを超えると60,000円の超過料金を取られます。いいスーツケースが買えてしまう値段です。

であれば多少高くても初めから軽くて丈夫なスーツケースを買っておいた方がお得ということになります。

2)予算はある程度余裕を持って。

スーツケースの値段はピンからキリまでですが、あまり激安のスーツケースはおすすめしません。
安物買いの銭失いという言葉があるように、製品ってほとんどのものは高い方が丈夫で、安いものは造りが安いです。
よく名前を聞くメーカーのものでそれなりの価格のものを選ぶことをおすすめします。もちろん高ければ壊れないというわけではありませんが。
近年は10,000円以下の激安スーツケースもあちこちで売っていますが、これは避けた方が無難です。
基本的に価格と丈夫さは正比例します。

ただ、人の使ったスーツケースはイヤなので、レンタルするくらいなら使い捨てでも安いスーツケースを買った方がいいという方にはいい選択肢かもしれません。

3)頑丈に出来ているかどうか。

スーツケースはモノを運ぶ箱です。なのでその箱自体はできるだけ丈夫な方がいいわけです。
海外の空港ではスーツケースがかなり乱暴に扱われているのを目にします。まるで「放り投げても大丈夫なようにできているのがスーツケースだ」と言わんばかりの扱いです。

なので丈夫さに定評のあるブランドのスーツケースを選ぶのもひとつの選択肢です。また、お値段と丈夫さも一定の価格までは正比例しますので、ある程度の値段のものを選ぶとよいでしょう。

ただ、数十万もするスーツケースが1万円のスーツケースの数十倍丈夫かというとそうではありません。その辺は製品コストではなく、ブランド代が載せられてきますから。

2.スーツケースのタイプを選ぶ

スーツケースと一口に言っても実は種類があります。どのタイプにするか最初に決めておくと選択肢が絞り込めます。

1)ハードケース フレームタイプ
これがよく見かける一般的なスーツケースです。ポリカーボネートなどの樹脂やアルミのボディでできており、合わせる部分が金属のフレームで作られているタイプです。
カッターなどでは簡単には切れないため、防犯性に優れています。

2)ハードケース ジッパータイプ
こちらは上記と同様にボディは樹脂やアルミでできていて、スーツケースを合わせる部分がジッパーでできているものです。
フレームタイプに比べて軽量であることが特徴です。
丈夫さに関しては、合わせ部分がジッパーでできているため、外からの力をふんわりと受け止めるイメージです。対してフレームタイプは外からの力をガツンと跳ね除けるイメージです。
ジッパー部分をカッターで切られる可能性があるため、防犯性としてはフレームタイプに劣ります。

3)ソフトケース
ボディ部分が樹脂ではなく、化学繊維でできた柔らかいタイプのスーツケースです。
バリスティックナイロンなどがよく使われます。ソフトケースの最大の特徴は軽さです。
なんといっても繊維でできていますのでハードケースの比ではありません。
また、形状にもよりますが、ハードケースは貝のように開かなければなりませんが、ソフトケースは全開にしなくてもジッパーを開けて荷物の出し入れができるところも便利です。

3.最後はスーツケースのサイズを選ぶ。

メーカーも決めた、タイプも決まった、最後まで悩むのはサイズの問題です。
ただこれは旅先や用途によって決めるしかありません。1泊の出張と5泊の海外旅行の両方に便利に使えるスーツケースはありません。大は小を兼ねない場合もあるのです。大きさを選ぶときは○○Lと表記されている容量を確認することもお忘れなく。一般的には1日当り10Lが目安と言われています。

サイズ選びのポイントとしては、

1) バカンスかビジネスか
2) 1泊程度か1週間程度か
3) 機内に持ち込むか預けるか
4) 旅行の荷物は多い方か少ない方か
5) パッキンは上手か下手か

を考慮して、目的と用途に応じたサイズを選びましょう。海外用なら海外用、出張用なら出張用と割り切って考えると選びやすいかもしれません。